台北美食♪~食いしんぼう在台北~

2022年9月から台北暮らしが始まりました。台北に残る昭和レトロな建物を愛でながら、食いしんぼう魂全力で台北の美食やカフェを訪ね歩きます。

日本統治時代の『大正町』を散策。昭和レトロな建物をもとめて・・・。

日本統治時代の"大正町"は、現在の林森北路辺り。大正町は当時の高級住宅街だったそう。当時の日本の面影を探し、大正町を一條通りからずっと九條まで歩いてみようと一條から散策してみました。

一條通りからはじめてみましたが、この辺りはそんなに残っていない感じでした。建物に、瓦屋根だった名残をみることができます。

二條通りには木造家屋をリノベーションした有名なカフェ『緑島小夜曲』があったりするのでちょっと雰囲気がでてきますね。

街の正式な地名ではないけれど、通りのいろんなところに当時の名称のなごりがあるのがなんだか感慨深いです。

今はうどんやさんになってるこの場所は、当時のお店『徳丸理髪店』だった建物だそう。横からみると日本家屋の名残がみえるし、裏側の窓も木の窓枠だったりして当時の様子をちょっとみることができる感じ。一度うどんやさんに入ってみたいなあ。

もうここまで歩いてきただけで暑くて暑くてふらふらになってきたので、少し一休み。カフェ『満楽門』は、おしゃれな造りの当時の雑貨店。レトロな店構えの風格はさすがです。建物お隣の『林田桶店』も有名ですね。

ここでアイスカフェラテで一息つきました。

二階席の雰囲気はタイムスリップしたような感じで最高♪

レンガで作られた柱の見事なこと!

当時の壁を一部保存してるのがトイレにむかう途中の場所に展示されていて、”三合土(石灰と糯米、黒砂糖)”という伝統的な工法をみることができます。

通りをはさんで向かいには、もう看板にほとんど隠れてしまっているけれど、日本家屋だっらしい建物がちらりとみえます。瓦屋根の一部がほんのちょっと見えますね。

当時『照島時計店』だった建物は、表にまだ看板が残っています。建物は現在レストランバーになってますが、建物の外観の雰囲気はまだ少し面影ありますね。

その隣の建物も恐らく当時のもの。屋根の瓦があったっぽい名残が感じられます。裏からみると窓枠は木でできてるようです。当時のものですかねえ。

そして『台湾基督長老教会中山教会』へ。ここは『旧日本聖公会台北大正町教会』だった所だそう。青い空にこの白い壁のゴシック風教会がめちゃくちゃはえます。

中にははいれなかったけれど、本当に素敵!

1937年に改築工事をしたそうですが、その時のプレートをみることができます。

どこかに日本の名残はないかしらといろいろ探してみましたけれど、建物脇の小さな庭園が石とかを組み合わせてて、ちょっと日本っぽい…かな。

しかし暑いですね・・・。台湾の街中に多くみかける騎樓(歩道の上に屋根がせりだしてる建築)の役割は、ずっと雨の多い国で雨の日も楽に歩けるようにという意味合いが主なものだと思っていましたが。

いやいや、夏にこそその威力を十二分に発揮するのだと痛感しました。気温40℃近くで高湿度な炎天下、日傘を持ってても、傘から持ち手にダイレクトに熱さが伝わってくるくらいで、手の中の携帯も熱くて持っていられないくらいになります! そんな中どれだけこの騎樓の存在に救われたことか‼️太陽の熱を遮ってくれるだけで、助かった❗という気持ちになりますね。騎樓なかったら歩けない❗騎樓のありがたさを心の底から味わいました。

林森北路辺りは今は歓楽街のため、そういう系のお店がずらりと並んでました。五條辺りでみるからに古そうな建物を発見。裏からみると少しだけ瓦屋根が姿を覗かせていました。

これが昔なんだったかは何もわかりませんが、表からみてもレトロモダンな建物。中にはいってみたいなああ♪

六條には灯篭もありました。ま、これは新しいものだと思いますけど。笑

この辺りでとうとうギブアップ。これまたちょっと古っぽいビルの中に喫茶店をみつけたので一休み。

日本の純喫茶みたいな雰囲気のお店でしたが、日本とはまったく関係ないみたい。この建物も5,60年前ってことで日本統治時代の建物ではないそうです。レモンジュースで生き返った!

もっとたくさん日本家屋の建物があるのかと思ってましたが、この辺りはそこまで多く残ってるわけではなさそうですね。でも街歩きとしては十二分に堪能できました♪