台北美食♪~食いしんぼう在台北~

2022年9月から台北暮らしが始まりました。台北に残る昭和レトロな建物を愛でながら、食いしんぼう魂全力で台北の美食やカフェを訪ね歩きます。

自主隔離3日目は、北投エリアの歴史ある日本家屋散策♪

今日の朝ご飯は、なんか紫米のなかに漬物とか油条みたいなのが挟んである俵状のおにぎり?のようなもの。正直、自分だったら絶対選ばないようなものが運ばれてくるので、ある意味新鮮ではありますね。まあ、微妙な味わいではありましたが。笑

朝の抗原検査も問題なしだったので今日は散策!歩きやすい格好で出発。今までずっといい天気だったのに今日に限ってなんだか雨模様。まあ、暑すぎるよりはいいけれど。まずは移築された新北投駅を見に。駅の屋根は東京駅のスレートと似てる感じがしますね。中庭には当時の車両とかも展示されていてなかなか面白い。

入り口には手湯ができる場所も。なかなかいいお湯具合。全体のイメージ的にやっぱり湯河原に似ている感じがするんですよねえ。

それから北投公園の先日みて周れなかった噴水へ。なかなか探し出せずぐるぐる歩いていたら、図書館のすぐ目の前でした。反対側を歩いていたわ。円形と方形があわさっている独特な形は、旧台湾総督官邸のものと同じデザインなんですって。

よくみるとそれを縁取るようにオレンジのレンガ石みたいなのも敷き詰められてる。すごく芸術的♪

蛇口みたいなのが一つあったけれど、そこにもなにか飾りがつけられていたのかしら。

目の前にある銅像は今は孫文ですが、当時は台北州庁長であった井村大吉の銅像だったそう。でも台座は当時の物なんですって!

公園付近の湯の滝の景色もまた美しい。

それから歩いて梅庭へ。これもまた日本統治時代の建物。今は観光案内所でイベントもやってるそう。梅庭は戦後につけられた名前で、当時誰の所有だったのか詳細はわからないそう。

そこからまっすぐ歩いて地熱谷へ。

日本統治時代は地獄谷と言われていたそうだけれど、思っていた以上に箱根みたいな本格的な地獄谷って感じでびっくりしました。

こんなに大きいとは思っていなかったしむせかえるような硫黄の煙がすごい!熱い!ぐるっと一周できるので一周してみました。

入り口のところで温泉卵をうっていたので、ラムネと一緒に一休み。優しい味わいでしたけれど、日本の温泉卵とはちょっと違う感じですね。

少し山道を歩き出して、普済寺へ。

日本統治時代は鉄真院と言われ、台湾総督府鉄道部の職員によって開かれた寺院で、当時は臨済宗の布教所として開かれたのだそう。重厚な造りの本堂もなんだか日本の地方のお寺をみにきているような気持ちになります。台湾にいる気がしない。

入り口には、当時使われていた石柱みたいなものが階段脇に置かれていました。

すぐ横の建物も日本家屋の風情があり、庭には当時の日本風の池の名残もあったりして、当時も美しい寺院だったのだろうなあ。

本堂の横に、当時台湾総督府鉄道部の職員だった村上彰一氏を讃えた石碑がたっています。

そこからさらに山道をのぼって北投文物館をめざします。ずっと坂道なのでけっこう疲れますが、周りにはたくさん日本家屋っぽいものが建っていて、本当にあきません。

あれもこれもと写真をとりたくなってしまう。広大な土地に日本家屋がたっているお宅がありましたが現在もどなたかが住んでいるらしく、旅館っぽい感じではありますが何の建物かわからず、でもとっても美しい。

そうこうしてると吟松閣という看板が。

これは旧吟松庵旅館であった建物だそう。木造の美しい建物は健在。しかもすでにリノベーションが決まっているのか工事が行われていました。どんな風に生まれ変わるのかしら、すっごく気になる!入り口から見えるところだけ写真にとりましたが、うっとりするほど素敵な造り!中はどうなってるのか早くみたい!

すごく広いみたいで、奥にある水色の建物も現在修復中。これも当時の旅館の別棟だそうなので、出来上がりが楽しみですね。この辺りを歩いていると、本当に自分が今湯河原とかにいるような錯覚に陥ります。笑

そしてようやく北投文物館へ。ここは旧佳山旅館の建物だったところ。

純和風の木造建築は本当に日本そのもの!ここは戦時中陸軍士官倶楽部としても使用されていたそう。なんだか悲しい歴史も一緒にみてきた建物なんですねえ。

入り口には当時のものと思われる石塔籠風の門柱がたってました。

今は日本文化のイベントがいろいろ催されているそうで、レストランとしても運営されてるので食事もできるそう。ここは一度ゆっくり食事と建物を楽しみにきてみたいですね♪

そして今日の最後、少師禅園へ。ここは旧新高旅館だった建物だそう。

戦後は張学良が幽閉されていたとかで、今は張学良の住んでいた場所として有名みたいです。ここも現在レストランと茶芸館があって、下午茶とか食事を楽しめるようなので、また別の機会にきてみたいですね。

なんだかんだで三時間近く歩いていて、すっかりお疲れモード。台湾にきたらやっぱり珍珠奶茶飲まなくちゃということで、帰りがけにテイクアウト。うん、間違いない美味しさでした。

夜のお弁当は食が進まないラインナップでしたが、帰りのスーパーで生の棗を買ったので、それを食後に。棗大好き♪生の棗は今しか食べれないし、日本ではまずみかけないのでとっても久しぶり♪